「想い」


私の次女は、3年前に宮大工に弟子入りしました。

いきなりのお話でしたが・・代表理事の堤と申します。

早いもので一般社団法人 三重県古民家再生協会を立ち上げて8年目、一級建築士になって30年が過ぎました。私の専門は、木造建築の企画・設計・施工です。
私の住まいづくりの持論は、今昔の良いとこどりした「木の家づくり」で、それに共感頂いたお施主様と現在一緒に家づくりをしています。
それら家づくりには欠かせないものがあり、それは木造住宅の正しい知識(技術者)と確かな技能(大工)です。
10年前に、今後の人生を「後進への伝承に捧げる」と決めた時に「古民家鑑定士」という資格に出会いました。真新しい資格でしたが理念は、「未来の子供たちのために・・」ぴったり一致しました。

現在の木造新築市場での伝統工法住宅は、木造住宅の内で3~400で1棟しか無いといわれており、そのため建築の構造基準でも在来工法といわれる耐力壁で持たせる枠に一緒に入れられています。(これは、何倍もの手間暇かけた無農薬の野菜が区別されることなく店頭に並べられるようなもの)評価の見えない所に、建てる一般人のお施主様は時間も費用もかけるはずもなく、需要はドンドンなくなってます。しかし古民家の中には既に「正しい知識」と「確かな技能」が施されているので技術の時短が出来ますし、日本の心の詫び錆びも備わってます。冒頭で述べましたが、私の背中を見て育った娘は、甘い言葉で誘う技術者の道(笑)を振り切り大工の道へ・・

世の中の動きを鑑み、全国展開の動きと分けた、三重県だけの動きとお知らせが必要と感じこのHPを開設しました。私どもの活動で、日本人三重人に脈々と受け継がれてきている住まいのDNAに気づかれ、癒しの住まいに住んで「未来の子供たちのために・・」共感いただける方が一人でも多く登場されることを祈念いたしております。

2021年3月吉日 
一般社団法人 三重県古民家再生協会
代表理事 堤 久夫